2019年(令和元年)
暑かった8月にはいろんなことがあって。
こころがいっぱいいっぱいでした。
何から書いたらいいかなと思いながら、
お盆キャンプや8月レッスンのときの写真を見ると
心がざわつくので少しお時間をもらっています。
まずはやはり「マナのこと」をご報告して、
冷静になって落ち着いてから、8月からの続きを記録していこうと思いました。
*********
マナのこと。
8月12日(月)
お盆にお山キャンプ滞在中にマナが少し跛行しました。
フラットの跛行はヤバイことです。
お山からすぐに病院の予約を入れました。
8月18(日)、19日(月)の2日間(20日朝退院)
帰宅後すぐ血液検査、関節液検査、CTと外部検査機関への骨バイオプシーと一気に検査をして頂きました。
その時点で先生から、左後肢大腿骨に病変があり、おそらく組織球性肉腫だと思うとのお話がありました。
(組織球性肉腫にも3タイプあるそうです)
骨がスカスカな状態になっていて、いつ骨折するか分からないので安静にするようにと言われました。
また、内臓やリンパ節への転移はまだなく、断脚+抗がん治療でまだまだご機嫌に過ごせる時間はある、
とのお話もありました。
抗がん治療をするのは、CTでは転移はみえないけれど、細胞レベルでの転移が考えられるので、
そこにダメを押すという感じ、と言っておられました。
【8月21日(水)】
検査のあとのキズ口を舐めないように手作りおパンツをはいています。
私の落ち込みなど関係なく、へそ天でございます(笑)
8月30日(金)
外部検査機関の検査結果を聞きに病院へ。
(余談ですが、この検査から結果までの10日間が長い!とにかく長い!そして不安すぎる。
いろんな覚悟をする時間なのでしょうけど。)
やはり、悪性腫瘍(組織球性肉腫を第一に考える)と書いてありました。
もう覚悟は決まっていたので、すぐに断脚手術の日を入れてもらいました。
【9月3日(火)】
検査のあと、あまり使わなくなったマナの左後肢の筋肉はすっかり落ちていました。
8年間、マナを支えてくれてありがとうね。
そう気持ちをこめて、毎日念をおくっていました。
そして肢とオシリ付近の毛はカットして大切に?保管してます(笑)。
手術当日の朝。
9月4日(水)
左後肢の断脚手術。
夕方面会にいったときはまだ麻酔から醒めたところでぼんやりしているとおっしゃってましたが、
伏せているでもなくお座りしていて、思ったより元気な様子(顔の表情)で少しホッとしたのを覚えています。
5日(木)
排泄もできていたようです。
病院のご飯(カリカリ)は食べないとのことで、朝と夕方に毎日面会に行き、ご飯を届けていました。
6日(金)
点滴の管も外れてました。
先生は、この子はほんとに元気だねって。
ナルーちゃんのお散歩も、夕方は病院の近くの公園でしてました(暑かったけど)。
6日(金)
病院でおやつに食いつく様子(笑)
7日(土)朝退院。
3日やそこらでもう退院できるなんて、ほんとにマナはスゴイ。
6日(金)夕方退院してもいいよと言われましたが、まだ傷口にしょう液(体液)が溜まっていて、
ポヨンポヨンしていたので、もう一日念のためと7日朝に退院しました。
退院のとき、もう3本足でぴょんぴょん歩いて、車に乗り込みました。
ですが、元気なようでいて、いまの自分の体力も分かっているのか、
家の前の遊歩道で排泄すると、すぐに家に戻ってました。
週があけるころから、ナルーちゃんといっしょに公園まで行きたそうなそぶりをみせるようになり、
9日(月)から河川敷散歩へ。(まだナルーちゃんとは別々だけど)
12日(木)からナルーちゃんといっしょに、車から降りてすぐのところでお散歩しました。
やっぱりナルーちゃんも心配してたのかな、かなりテンションあがってました。
【9月13日(金)】
近況報告でも使った写真ですが、このときは術後です。
約1週間でこの笑顔です。
わんこってすごいです。
【9月17日(火)】
こんな感じに走ってます
【9月19日(木】
9月25日(水)抜糸。
術後17、8日目くらいで抜糸しましょうと言われていたけれど、
先生の勤務表を見ながら3週間目(21日目)となりました。
27日にシャンプーしてすっきり。
【9月26日(木】
ボールの取り合い(笑)
【9月30日(月)】
抗がん剤が始まる前に八ヶ岳まで女子3人でリフレッシュ旅してきました。
川遊びも楽しみました。
10月3日(木)抗がん剤(ロムスチン)1回目
抗がん剤(ロムスチン)治療を始めました。
これは細胞レベルでの転移が考えられるところにダメを押すということで、
永久的ではなく、予定では3週間ごとの5回で終了しましょうとのこと。
マナの場合、幸か不幸か・・・、
この言葉ってほんとうにこういうときに使うもんだなとつくづく思うのですが、
断脚だなんて、なんて不幸なんだろうと思ったけど、
でもそのおかげで完全切除できたんだと。
これを書いている6日(日)はまだ副作用のような症状はなく、食欲もあり、快眠快便。
いつもとおり過ごせています。
副作用としては
①白血球減少(骨髄抑制)
②肝障害
だそうです。
ただ①の副作用は4,5日後らしいです。
②は具合が悪くなるのですぐに来院するように、とのことです。
抗がん剤投薬から5、6日から①の血液検査の予定です。
(4日後から感染予防のための抗生物質7日間も服用)
*********
この病気になってから、やはり検索しました。
他の方やブログやインスタで書かれていること、とても参考になりました。
もし参考にされるなら時系列で一気に読まれるほうが分かりやすいと思ったので、
このまま追記して(日時は更新して)続けて書いていこうと思っています。
よろしくお願いします。
*********
10月9日(水) 投薬日から7日目。
*血液検査:白血球数の中でも好中球数の数値を見るそうです。
<好中球数>
3.32/正常値2.95-11.64
・その他覚書:体重26kg、熱はなし。肝臓の数値は問題なし。
10月11日(金) 投薬日から9日目。
<好中球数>
0.73/この日から1週間くらいは絶対安静と言われました。
・その他覚書:体重25.8kg、熱はなし。
熱が出たり、ぐったりしたらすぐにつれて来てくださいと言われました。
マナ自身の様子としては食欲も落ちず、
お散歩も走ったりさせないようにして河川敷に行ってました。
よーくよーく観察していたけれど、食欲も、元気も、排泄も
いつもとおりに過ごせていたと思います。
10月13日(日) 投薬日から11日目。
<好中球数>
1.02/少しあがってきました。
・その他覚書:体重26.0kg、熱はなし。
10月16日(水) 投薬日から14日目。
<好中球数>
2.56/ほぼ正常値まで戻ってきました。
・その他覚書:体重26.0kg、熱はなし。心音OK。
もう普通に遊んでいいですよーと許可が出ました。
次回の抗がん剤(ロムスチン)治療前の診察日まで2週間あります。
治療の間に普通に暮らせる時間があるってうれしいなぁ。
ありがたいなぁ。
11月に転移がないかどうかのチェックをして、
投薬は年内で終わりにしましょうと言われました。
このペースだと4回で終わりそうです。
この日、ラボから戻っていた切断した左後肢の病理組織検査診断書をもらいました。
難しい言葉が並んでいるけれど、
要約すると、
<所見>
腫瘍性病変は膝関節を巻き込むように脛骨や大腿骨へ浸潤していて
切除端には腫瘍細胞は観察されず、断脚とともに病変部は切除されている。
<コメント>
今回の腫瘍は組織球性肉腫と評価する。
膝関節が原発であろう。
リンパ節には転移巣は認められないが、
進行の早い腫瘍であり頻繁に転移を起こしうる腫瘍なので、
慎重なフォローアップが必要。
とありました。
先生が最初に診断したときにお話してくださった治療方針は、
正直言うと、絶望的に感じたくらい衝撃的で悲しいものではあったけれど、
いま、この病理組織検査診断書を読むと、
素早く、適切な治療をしてもらえたとこで、
マナにはまだまだごきげんな時間ができたかなぁと思います。
ちょっと遠いけど、やっぱりこの先生にかかっていてよかったなと思うのでありました。
10月30日(水)
右前足をかばうような歩様になったのが少し気になる。
体重が少し増えて負荷がかかってるのかな。
10月31日(木)
2回目の抗がん剤(ロムスチン)前の健康診断へ。
体重26.8kg、体温OK、心音OK。
やっぱり体重が増えてた(汗)
血液検査はなし。
予定とおりロムスチン処方されました。
11月1日(金)抗がん剤(ロムスチン)2回目
飲ませてから7日後に血液検査(白血球減少と肝障害)に来るようにとのことで、
先生の診察予約が7日(木)まで入らなかったので、1日の朝に飲ませました。
5日(火)
食欲も、元気も、排泄もいつもとおりに過ごせています。
11月7日(木) 投薬日から7日目。
<好中球数>
1.64/正常値2.95-11.64
・その他覚書:体重26.5kg、熱はなし。感染予防のための抗生物質6日分処方。
11月10日(日) 投薬日から10日目。
<好中球数>
0.86/いちばん底値と思われるので、これから1週間くらいおでかけ禁止、
走り回ったりせず安静にとのこと。
<ALT>値が少し上がっているが、様子見で大丈夫とのこと。
237/正常値10-125
・その他覚書:体重26.38kg、熱はなし。
右前足にまた負担がかかっているような歩様。
・今回は10日目、11日目(日曜、月曜)がけだるそうで、
日中も就寝中もほとんどハウスに入って寝てた。
なので、朝も夕もお散歩はナルーとは別にして短く済ませた。
食欲は落ちてないので、そこは安心。
11月13(水) 投薬日から13日目。
<好中球数>
2.25/ほぼ正常値まで戻ってきたが、まだ低いほうなので2日ほどは
安静にして、その後は普通にしてもいいですよとのこと。
・その他覚書:体重26.7kg、熱はなし。
・お散歩もまたいつもの元気が戻ってきた。
11月17日【11月16日(土)~18日(月)】
蓼科へおでかけしてきました。
11月24日(日)
23日(土)の夕散歩も普通にしていたのですが、
24日の朝、起きるとき、いきなり右後肢が立てなくなってしまいました。
私では抱っこ移動が出来なくて(Kenは長浜の友人宅へ行く予定があったので)、
病院に行けず、一日安静にしていました。
こうなると私1人ではどうしようも動けなくなるなぁと、
友人にシニアカートをお借りする連絡をしたり、
ワンコ車椅子の検索したりしてました。
11月25日(月)
熱はなし。
27日(水)に予約は入れているけど、右股関節がずれたりしてるんじゃ...と心配になり、
Kenに抱っこしてもらい病院へ。
担当の先生は勤務日ではなかったので、別の先生に診ていただき、
レントゲンを撮ってもらいました。
股関節も、前から気になっていた右前足も撮ってもらいましたが異常なし。
CRP値は高くなっていたので、痛み止め(合わせて胃薬も)処方して頂きました。
11月26日(火)
朝、痛み止めが効いたのか、少し動けるようになってました。
でも公園までは行かず、排泄だけのお散歩にして安静にしました。
日中、ホクちゃんカットに出かけていて帰りが遅くなってしまったら、
階段前まで移動して元気にバタバタしてました。
あら、急いでカートも借りてきたんだけど。
でもまぁうれしい誤算。
11月27日(水)
本来はロムスチン前検査日の予約だったのですが、
その前に転移があるかどうかのCT検査をしましょうということになり、
予約してきました。
また全身麻酔だけど頑張ろう。
11月30日(土)
厳しい、、、。
マナ、CT検査のため病院へ(9時お預かり、4時お迎え)
結果ですが、残念ながら転移がありました。
まだエコーやレントゲンでは見えないくらいの小さな小さなポツポツが肺、肝臓、腎臓にあるそうです。
早い対処をしてきたけど、おそらく悪性度が高いからだろう、と。
組織球性肉腫は甘くないね、ほんとうにおそろしい。
右前足や右後肢の関節痛があるのは、その影響もあるようです。
まず腎臓、そして肝臓、そして肺の順で悪くなっていくそうです。
いまはまだ小さいけど、いつかブワッと広がるのかな。
先生からは、
ロムスチンは進行を遅らせていたとは思うが、もうここで止めても良い。
そして他の抗がん剤を試みるのはオススメしない、というお話でした。
それでもロムスチンを続けることは可能かと尋ねると、
いまはまだ副作用が少ないので、続けてもいいと思うが、
食欲がなくなったりしたら、もうそこでやめたほうがいい、とのことでした。
たぶん数か月くらいなのかなと感じています。
ロムスチンには副作用の安静期間が2週間あるので、、、。
もちろん一日でも長く一緒にいたいけれど、
ここでやめて、体力のあるうちにおでかけしたりして
楽しい思い出を作ってあげることもありかなと思うし、
マナにとってどうなのか、
私たちにとってどうなのか、
なかなか整理ができません。
Kenがトライするとの希望なので、とりあえずもう1度頑張ろうと思います。
マナにはありがとうの気持ちを込めて、毎日をサポートしようと思ってます。
12月4日(水)
3回目の抗がん剤(ロムスチン)前の健康診断。
体重26.8kg、体温OK、心音OK、顔つき。
血液検査はなし。
ロムスチン、痛み止め&胃腸薬の処方。
*痛み止めは下痢が続いたら止めること。
*胃腸から菌が入って体調が悪くなるといけないので。
いつもと同じ食事をしていつもとおり過ごすことが大事。
12月5日(木)
朝、ロムスチン、痛み止め、胃腸薬を服用。
・朝散歩:少し柔便。
・夕散歩:うんちなし。
12月6日(金)
・朝散歩:普通便を少し。
・夕散歩:普通便を普通に(笑)
12月7日(土)
・朝散歩:普通便。
朝ごはんと一緒に、痛み止めと胃腸薬。
・夕散歩:普通や少し。
・午前2時半と5時に柔便で、、、まったく眠れなかった(涙)
12月8日(日)
・朝ごはん:いつもの量の半分(サバの水煮缶)といつもの野菜、サプリメントはいつもとおり。
夕散歩:うんちなし。
・夕ごはん:ほぼいつもとおり。
***明日も今日の変わらぬ穏やかな時間の続きでありますように***
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コメント
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2019/10/07 11:48 編集返信跛行後の検査がマナにとってかなりなダメージでしたが、
断脚後からはどんどん回復してきて、私が元気をもらいました(笑)。
どうご報告しようかと思ううち、後手なってしまいました。
同じように、発症後に断脚して、その後は元気に過ごせていたというお話はとても勇気をもらいます。
抗がん剤は予定では年内で終わる感じです。
頑張ります。
ありがとうございます。
まりこ
2019/10/08 17:03 URL 編集返信前回の投稿でマナちゃんのガンドッグ引退、と言う言葉に少し引っかかるものを感じていました。
まりこさんがどういうお気持ちで投稿されたのか、と思うとウルウル・・・・
本当に犬っていう生き物は(人間以外の動物全般かな?)健気で前向きですよね。
ガンドッグ始めた頃から「まりこ節」のファンでしたから(笑)どこかでまたあの「お声」が聴けるといいな~
ぷりんママ
2019/10/11 11:59 URL 編集返信ぷりんちゃん、お元気にしていますか。
暖かいコメントありがとう。
毎日ガンドッグをしているわけではないのに、突然シャットダウンになってしまうと
頭では分かってるけど、やっぱりさみしいって思っちゃいますね。
またいつか、いっしょにガンドッグしてくれるパートナー犬に出会えるといいなーって思います。
競技には参加できないけど、フィールドには、お散歩がてら、イメトレがてら見学に行こう~と思ってます。
またフィールドで会いましょう^^
まりこ
2019/10/15 06:54 URL 編集返信けんけんのときも、抗がん剤投与後白血球数は落ちていましたが、食欲等普段と変わりませんでした。
前足断脚だったので、歩行は大変でしたけど。
がんばれ~!!フレーフレー!!!
ころけん
2019/10/25 10:09 URL 編集返信白血球数が落ちる1週間だけは、特に気をつければよさそうなので、
ホッとしています。
前足に体重の6~7割かかっているらしいので、
日々のちょっとしたサポートもご苦労されたでしょうね。
後ろ足なので、ちょっとした不便はあるけれど、ほぼいつもとおり暮らせてありがたいです。
まりこ
2019/10/29 13:24 URL 編集返信